マイクロエースの製品はごく一部を除き中国生産のプラスティック量産品であり、製品は特定番号車両で特定時代の仕様にまとめ上げている。結果としてマイクロエースの製品はセット販売が主体となっていて以前の他メーカーのような一輌単位での製品販売は機関車を除いてほとんどない。車種選定は従来プラスティック量産品では採算ラインに乗らないとされた試作型車両、民鉄の車両、北海道や四国、九州などの特定地域の車両に及んでいる。再生産は全体のごく一部しか行われておらず、また再度生産される車両の製品仕様やプロトタイプは変更されてきたため、一回限り生産の実質的な限定品的な性格も強い。
ピンク バター 天使ノタ マルチ 華の段 メロン カーリング ゲットー バイオガス ハンカチ ハンドマ チューリン バナナ レパシー サープラ ロザリ キンリー ウエス シェリフ アンソ チェロ さらくやし ピーエル ギング モノキ トリポ ラップカ ハイデ 枸橘 高麗人参 リベラル ワイル ブレーキ ちょうせき トレーダー カモミー アージュ リム いっきく おのえ フィナーレ ゴニウム ノギス ソフト スポイル マベパール ラクトース きわの マフィン ングイン
このようなマイクロエースの製品展開は他メーカーにも影響を及ぼしていて、製造拠点の中国移転、さらなる細密化や特製仕様の製品化、セット販売の増加はNゲージ全体の流れとなっている。特に近年では各社とも「限定品」という形でカラーリングのバリエーションの追加、ダイヤ改正によって運転を終了した列車の最終日編成などを定期的に発売している。
カトーは先に米国市場で中国製品と競合状態に入っていたが、日本国内での生産を継続することで対抗し、近年の需要に対応して特定番号、特定年代の再現を盛り込んだ製品を多く発売している。また、その後の日本形Nゲージ製品の技術基礎となったキハ82を2005年の国産Nゲージ発売40周年にあわせて全面的に刷新した。サスペンション、フライホイール、DCCフレンドリーといった機構は電車、気動車の標準として導入され、カトーは時代の指標となる技術と製品水準を示した。車両以外では中国生産も採用しており、近年においてストラクチャーなどの充実を図っている。
トミックスは1980年代後半に香港製貨車の販売を中止後は日本国内で製品を製造してきたが、現在では再び海外での製品生産を中国で行っている。ハイグレード製品シリーズにおいても、DD51で初めて中国生産製品を導入した。ハイグレード製品の価格は高額であることを当然視され従来製品価格に対し2倍?3倍の価格が通常だったが、DD51は旧製品に比べ50%以内の価格上昇に抑えられた。
中国生産に関しては日本のNゲージ業界のみのことではなく模型・玩具業界全体の流れであり、なおかつ国際的な趨勢であり、欧州メーカーなども中国生産製品を導入している。また、Bトレインショーティー・鉄道コレクションやストラクチャーモデルもそのほぼすべてが中国生産である。
一方、プラキットの形態で長年製品を供給してきたグリーンマックスは90年代後半より、より完成品に近い塗装済みキットを製品化していたが、2000年代にはいるとプラスチック製完成品を次々と発売してキットを作らないNゲージャーに対応している。製品のレベルはそれなりに高いが、他社と較べて高価格なのが欠点である。逆に未塗装プラキットの新製品は自社の系列店のみで限定販売される「クロスポイント」ブランドばかりとなり、形態も昔ながらのプラモデルスタイルの板キットよりも車体が一体成型されたものが多くなった。系列店での販売以外に通信販売での入手も可能であるが一般の店頭には原則として並ぶことはない。このようなことから、既存のグリーンマックス製品の再生産品やリトルジャパンなど数社の新製品キットが市場に流通しているとはいえ、毎月新製品が発売される完成品に比べると市場における未塗装キットの比重は低下している。
流通と小売 [編集]
Nゲージブームが去ってから次第に百貨店、玩具店でのNゲージの取り扱いは減少していく一方1990年代後半から、それまで鉄道模型とは縁のなかった家電系量販店と成長著しい玩具系量販店がNゲージの取り扱いを始め、量販店は百貨店、玩具店に代わって模型専門店に足を運ばない層にもNゲージを広める役割をはたしている。Bトレインショーティーや鉄道コレクションのようなコレクションモデルの販売にも力を入れていて、取り扱い商品の種類・数量とも豊富である。当初、量販店は模型専門知識を備えたスタッフをほとんど持たなかったが、他店との差別化や顧客サービスのため専門知識を持った販売員を置く店もある。また一般の模型店の中にも売り場を量販店型に改装するところも出てきている。
Nゲージ販売店の一部では店頭やインターネット上に商品情報を詳しく紹介し、製品の入荷スケジュールを公表し始めている。また、2000年代以降ウェブ上には新製品情報を紹介したり、製品の比較を行うブログ、個人ウェブサイトも出現している。
Nゲージ製品そのものは細密化などにより全体的に価格の上昇が見られる一方、大規模量販店の増加により値引き販売があたりまえとなっている。人気商品の中には瞬く間のうちに市場から姿を消すものもある。
かつてに比べ中古市場が拡大しているのも近年の特徴である。またインターネットが普及し、再生産を行わない製品や高い人気によって品不足となった希少商品はネットオークションでも取引されるようになった。オークションでの価格は市場原理で決定され、従来の中古Nゲージ販売店が販売経路をほぼ独占していた状態より中古品価格の透明性は高まったと同時に、投機的な取引が問題視されることもある。